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遅すぎる読書感想文?

夏休み前からちょこちょこ本は読んでたんだけど
書きそびれて今に至る・・・(汗)
もういいかな~とは思いながら、やっぱりあとで思い返す時の為に残しておこうかと。
なので簡単にですが、ちょこっとずつ紹介。
しばらくお付き合いのほどを。


誘拐 (ちくま文庫)

本田 靖春 / 筑摩書房



内容(「BOOK」データベースより)
東京オリンピックを翌年にひかえた1963年、東京の下町・入谷で起きた幼児誘拐、吉展ちゃん事件は、警察の失態による犯人取逃がしと被害者の死亡によって世間の注目を集めた。迷宮入りと思われながらも、刑事たちの執念により結着を見た。犯人を凶行に走らせた背景とは?貧困と高度成長が交錯する都会の片隅に生きた人間の姿を描いたノンフィクションの最高傑作。文藝春秋読者賞、講談社出版文化賞受賞。


私が生まれる前に起きた事件ではあるけど、すごく覚えてるんだよね。
事件の真相、その後の捜査、犯人の生い立ち、事件の動機、逃亡、逮捕されてからの罪の意識・・・。
かなり詳細に書かれてます。
生い立ちなどを読むと犯人に気持ちが動きそうになるけど・・・。
でも私はやっぱり親の立場で読んでしまうので、どんな理由であれ何の罪もない子供を誘拐という卑劣な行為で奪われるのはどうしても許す事が出来ない。
救われるのは、犯人の保が最期の時に罪の重さをしっかりと受け止める事が出来た事。
どんなに光に包まれた世界にも影はある。
その影の中に生きた悲劇なんだろうと思う。
by arigato_307bigsky | 2009-09-10 12:52 |

by arigato_307bigsky