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思ったよりも・・・

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

湊 かなえ / 双葉社


内容(「BOOK」データベースより)
「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まる。語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々と変わり、次第に事件の全体像が浮き彫りにされていく。衝撃的なラストを巡り物議を醸した、デビュー作にして、第6回本屋大賞受賞のベストセラーが遂に文庫化!“特別収録”中島哲也監督インタビュー『「告白」映画化によせて』。


映画公開を控えて原作を読むか読むまいかずっと迷ってて。
でも最近めっきり重い内容の小説は読めなくなってるし・・・・。
この作品はすごく話題になってたから大筋はなんとなく読めててなかなか手を出せずにいたんだよね。
きっと思いっきりどんよりすると思ったから(^^;

そんな時友達が貸してくれたので(ありがとう~♪)いい機会かと読み始めたら。
あらら~、一気に読んじゃったよ(^^;

結構気合い入れて読んだからか思ってたよりもどんよりする事もなく。
でもラストの救いのなさはいろいろ考えさせらたかな。
ある意味ドキュメントだよね。
世の中いろんな事件が起こってるけれど、スカッと解決する事なんてきっとないんじゃないかと。
特別収録で中島監督も言われてたけど、確かに読む人それぞれがこのラストの後を考えられる余白のいっぱいある作品だと思う。

個人的にはスカッと終わってくれる方が好きなんだけどね(^^;
現実があまりに殺伐としてるから小説の世界ぐらいはスカッとしたいな、と。

それにしても。
ほとんど登場人物それぞれの独白で構成されてるこの作品を
どんな風に映像化するのか、それがほんとに今から楽しみです。
中島監督だからな~、一筋縄ではいかないよね^^
by arigato_307bigsky | 2010-05-21 08:10 |

by arigato_307bigsky