人気ブログランキング | 話題のタグを見る

たから探し。

takarasaga.exblog.jp

笑う門には・・・・ショウがいる^^

ブログトップ

普通の小説のように・・・・・そしてちょこっと歌舞伎。

ここ何日かひたすら読んでた本、やっと読み終えました~。

霧ふかき宇治の恋―新源氏物語〈上〉 (新潮文庫)

田辺 聖子 / 新潮社


内容(「BOOK」データベースより)
平安王朝の宮廷ドラマの華麗な覇者、光源氏の、因果応報ともいうべき秘められた業を背負って生れた、もの静かな貴公子・薫。彼を敬愛するがゆえに、その切実な求愛に応えることを拒みとおして逝った大君。運命の恋人たちの愛は、さらに変転しながら、川をくだる…。流麗な文章と巧みな構成を以て、世界の古典を現代に蘇らせた田辺版・新源氏物語、待望の完結編「宇治十帖」上巻。


上下巻、2冊を一気に。
これで田辺源氏は一通り読むことが出来た。
やっぱり田辺さんの訳は読みやすい。
古典を読んでる感覚はなくて、普通に小説を読んでる感覚です。
私は原文を知らないのでどこが端折られてどこが脚色されてるのか分からないけど
私のように古典の知識のない人が源氏の世界を知るにはすごく優しい入口だな~って思う。

そしてこの宇治十帖、何度読んでも薫や匂宮にはイライラさせられる(笑)
はっきりせんか~い!!ってね。
だからラスト、最初読んだ時はあまりの唐突な終わりに気が抜けたものだけど
今回はやっと強くなれた浮舟が小気味良くて、爽やかにさえ感じました。
読むたびに感想が変わるっていうのも源氏物語の深さなのかもね。

 
そして、少し前に読み終えた本も一緒に。

江戸の歌舞伎スキャンダル (朝日新書 67)

赤坂 治績 / 朝日新聞社


内容(「BOOK」データベースより)
江戸の最先端メディア、歌舞伎。舞台の内外で起きるホットなスキャンダルは、人びとの生きる活力源だった!「絵島生島事件」「八代団十郎自殺」をはじめ、歴代の千両役者たちが織り成す、権力と、カネと、色事の人間模様。そこから浮かび上がる等身大の「江戸市民」の姿とは…。


かぶきロード―400年の旅しませんか

河竹 登志夫 / 演劇出版社


内容(「MARC」データベースより)
出雲の阿国は、かぶきを踊った。それは同時代のシェイクスピアにも通ずる、バロック演劇の黎明であった…。誕生から戦後の受難を超えて世界に羽ばたく現代まで、かぶきのけわしい道のり-かぶきロードを歩いてみませんか?


歌舞伎物もまだひっそりと読んでます^^
『江戸の歌舞伎スキャンダル』は歌舞伎界でおこった事件からその時々の歌舞伎界を見るっていう視点で面白かったです。
『歌舞伎ロード』は王道の歌舞伎案内本でとても読みやすかった^^

結局5月3日に見に行った海老蔵さんの『伊達の十役』の感想を書けずじまいだったけど(^^;
この舞台はほんとに見応えがあって、早変りのもうマジックを見てるようなクオリティの高さにビックリさせられたり、宙を歩くっていう演出には鳥肌ものでした!!
3階席だった私達の方に海老蔵さんが向かってくるんだけど、その迫力ったら!!
そして海老蔵さんの役者オーラにはただただ圧倒されました。
歌舞伎もまた素人な私ですが、この人は生まれながらの歌舞伎役者なんだな~なんて
ちょっとえらそうに思ってみたり^^
そして何より客席からのかけ声が楽しかった~。
これ以上ないいいタイミングでの『成田屋!!』、独特の声がまた歌舞伎を見に来たんだって実感させてくれたり。


と、どさくさに紛れて今更過ぎる感想を書いてみました(^^;
そうそう。

普通の小説のように・・・・・そしてちょこっと歌舞伎。_a0077081_961184.jpg










休憩時間に食べた幕間弁当がめっちゃ美味しかった~~♪
近くの百貨店(高島屋・・・だったかな 汗)で購入。ほんのちょっとだけ贅沢しました^^
最後はやっぱり食べ物ネタ(爆)
失礼しました~(^^;


ではでは。
by arigato_307bigsky | 2013-06-05 09:11 | ひとりごと

by arigato_307bigsky