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文庫になる前に

一つ下の記事、『暁の謎を解く』と並行して読んでた一冊。

舟を編む

三浦 しをん / 光文社


玄武書房に勤める馬締光也は営業部では変人として持て余されていたが、新しい辞書『大渡海』編纂メンバーとして辞書編集部に迎えられる。個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく。しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか──。言葉への敬意、不完全な人間たちへの愛おしさを謳いあげる三浦しをんの最新長編小説。

文庫化をず~っと待ってて、映画も原作を読むまでは・・・と情報も入れず見にも行かず。
でも本屋さんへ行くたびに買いたい衝動に駆られながらも何とか抑えてましたが。
思いがけず借りる事が出来て文庫化を前に読むことが出来ました~(嬉涙)
そして高まる期待を裏切ることのない、むしろ期待以上の内容で大満足♪
でもカバーがとっても素敵で、そして読むとカバーの意味も分かって尚更素敵で
なぜすぐ買わなかったのかっていう後悔が・・・(^^;
これは待たずにハードカバーで買うべきだったなぁ。
つい本は文庫でって思っちゃう貧乏性な私が邪魔をする(^^;

言葉の海。
辞書はその海を渡るための舟。
その舟を編む人達の熱い思い。
『仏果を得ず』『風が強く吹いている』でも感動した、1つの事に全てをかけられるほどの情熱の素晴らしさ。
この作品ではその情熱が辞書を作る事に注がれてます。
その視点自体がすごいな~って。
三浦しをんさん、やっぱり好きだわ~って改めて思いました^^

言葉ってあまりにも当たり前にあり過ぎて深く考える事をしないけれど。
この本を読むと言葉のありがたさ、凄さが改めてひしひしと伝わってきます。
言葉って人を幸せにするけど傷つけたりもしてしまう。
大切に扱わないとだめなんだよね。
そういう事を少し意識しながら過ごせたらいいな。
そしてこれから辞書を見ると、きっと手に取ってしまうだろうなぁって思う。
あえて見る機会ってほとんどないけど、ちょっとじっくり見て見たい気もする。
言葉の海を渡ってみたいな~なんてね^^

映画も見てみよう。
さっき映画のサイトに行ってみたら、キャスティングがとっても良くて
これは間違いなさそうな予感^^
すごく楽しみです♪
by arigato_307bigsky | 2014-01-17 08:35 |

by arigato_307bigsky